9月24日、北海道に住む友達と、世界自然遺産「知床」へと行ってきました。
知床へは前々から行きたいと思っていた場所。
3泊4日の日程で旅行していたのですが、毎日天気が良く、美しい知床の自然などが見れて、友達にとても感謝しております。
知床五湖がある場所
知床五湖は知床半島の左側といっていいのかどうなのかわかりませんが、羅臼から知床峠を通って知床半島を横切ると、5個の大きな湖がある場所があります。
そこが知床五湖と言われている場所で、一湖のみ、木道を歩いて知床連山と一緒に見学することができます。
とにかく景色が雄大で、自分自身がいかにちっぽけか(笑)よぉ~くわかります。
知床五湖の一湖だけを散策するなら高架木道を歩くだけです
知床五湖は自由に散策できる場所ではなく、駐車場手前にゲートがあります。
ゲートが開く時間が8時で、16時には閉鎖と、時間が決められています。
私たちは朝8時前にゲートに到着したのですが、ゲート前には、数十台の車が待機していました。
そして、さきほど書いたように、一湖だけでしたら、駐車場に車を停めて、そのまますぐ高架木道を歩いていくと、知床連山やオホーツク海を眺めながら、高架木道の終点、一湖へと歩いていけます。
このように高架木道を歩くだけでも、知床の雄大な景色を見ることができます。
知床五湖を散策するには「知床五湖フィールドハウス」でレクチャー受講が必須
知床五湖をすべて見学してみたいと思うのならば、「知床五湖フィールドハウス」でレクチャーを受講しなければ、散策することができません。
知床はヒグマの生息地で、ヒグマの住むお家に人間がお邪魔するかたちになりますので、ヒグマに出会わないために、もしヒグマに出会った場合の対処法、知床は世界自然遺産なので、自然を守るためのルールなどを、映像を見ながら受講します。
知床五湖の散策は有料で、ひとり250円です(駐車料金は500円)
高架木道を歩くのは無料ですが、一湖しか行けないというデメリットが。
まず、知床五湖フィールドハウスで受付を済ませます。
そこで、立入認定書を発行してもらい(名前と住所を記入)、その次に、別室で映像を使ったレクチャーを受講します。
レクチャーを受講した後、別の入り口から、知床五湖へと散策へ出ます。
地図にもあるように、ここから一湖へ行く道と、五湖から見て周る道があります。
たいていの人は、五湖から見て周るルートを選ぶようです(だいたい団体行動をして歩いて行く)
ヒグマに出会わないために、自分たちがここを歩いているということを知らせる必要があります。
レクチャー受講で言われることなのですが、手を叩いて場所を知らせる、クマよけの鈴で場所を知らせる、おしゃべりをして場所を知らせる。
あと、甘い匂いを発するものは、密閉容器に入れるか、持ち込み不可です。
ヒグマは鼻が良いので、食べ物の臭いには敏感です(水とお茶のみ持ち込みオーケー)
ヒグマを守るためです。必ずルールを守りましょう!
ヒグマは好きで人間を襲ってくるわけではないので、あらかじめ場所を知らせて近寄らせないということです。
ちなみに、知床五湖を散策しているときに、ヒグマを目撃したら、そこで散策は終了です。
歩いてきた道を引き返し、地上遊歩道の入り口に戻らなければなりません。
私たちは、頻繁に手を叩いたり、おしゃべりをしたりしながら、1周3キロ90分の道を歩いていました。
知床五湖・五湖
知床五湖すべてに言えるのですが、湖面が鏡のようで、とても美しい。
知床五湖・四湖
知床五湖・三湖
知床五湖・二湖
知床五湖・一湖
このような森林の中を歩いてきました。
高架木道から駐車場へと戻る
地上遊歩道から高架木道へ行くトビラです。
高架木道のほうに歩いて行くと、このようなトビラが現れます。
高架木道から地上遊歩道へは行けず、それを知らない人が多数で、このトビラをこえて行こうとする人が多かったです。
地上遊歩道を歩くためには、レクチャーを受講しなければなりません。
高架木道は往復1.6キロ。
一湖まで行って帰るまで、1.6キロなので、無理せず散策してほしいです。
いまも、市街地などでクマの目撃情報がニュースになっていますが、クマもクマなりに一生懸命に生きているにちがいないです。
もしクマを見かけたら、近寄らない、エサを与えない、刺激しないなど、ヒグマがいたら、車から降りて写真を撮っている人を見かけましたが、知床はヒグマの生息地、ヒグマのお家にお邪魔していることを忘れないようにしたいです。
知床の自然が、ずっと雄大に素晴らしく、維持されていければと感じました。